カスタム アプリ開発とは?

カスタム アプリ開発では、特定のビジネス ニーズを満たすために組織内のユーザー向けのソフトウェア アプリ設計します。ユーザー独自のカスタム アプリを設計して開発することで、従来の多くの標準ソフトウェアよりも特定の責務に対処します。

ノーコード アプリ ビルダー を導入してすばやく開始することは魅力的かもしれまんせんが、必要な機能がすべて搭載されているとは限りません。独自のカスタム アプリの作成には、次のような利点があります。

• 市販されているアプリの事前に決められたソフトウェアと連携することで、ビジネス上の戦略や手続きの変更を解消します。
• 特定のビジネス機能に複数のアプリケーションが必要になる状態を回避します。
• ハッカーによる外部の脅威やその他のサイバー脅威を減少させます。
• 必要に応じてカスタム アプリの強化と更新を行えるように、所有する知的財産に対する権利を組織に付与します。
• カスタム アプリはインフラストラクチャ内で作成するため、ハードウェアのコストを削減できます。
• 問題をすばやく解決できるように、開発チームに完全なアクセスを提供します。

次回作成するアプリをカスタム アプリにすれば、可能性の範囲が大幅に拡大されます。

カスタム アプリの作成と構築を行う手順

チームが次のカスタム アプリの開発を開始する前に、開発者とビジネスの意思決定者は、ユーザーが抱える必須と任意の両方の要件を理解する必要があります。以下に示す、カスタム アプリを作成する際に行う手順をご覧ください。

1. アプリの対象ユーザーを決定する。

   アプリを使用するユーザーのタイプを把握します。個々のペルソナを作成すると、ユーザーが誰であり、何を必要とし、どれくらいの頻度で作成されたアプリを使用するかを判断するのに役立ちます。この情報を収集することで、アプリ ユーザーの詳細なプロファイルを作成し、求められる機能を深く理解することができます。

2. アイデアをプロトタイプに変換します。

   アプリと必要な機能を使用するユーザーのペルソナ タイプを把握したら、インタラクティブなプロトタイプを作成してテストする必要があります。RAD (Rapid Application Development) 手法は、長期計画で一貫した迅速なフィードバックをユーザーに提供しながら、オンザフライで変更ができる優れた方法です。公開の次のステージを開始する前に、新しい機能の A/B テストを行い、ユーザー エクスペリエンスを検証します。

3. 実用最小限の製品 (MVP) を作成します。

   プロトタイプが成功したら、MVP を作成して世界に向けてリリースできます。これで、チームメートからだけでなく、実際の利用環境からフィードバックを受け取ることができます。継続的デリバリーや最新の互換性テクノロジ、顧客のデータを保護する暗号化を使用してユーザーに最新の機能を提供することで、コンプライアンスを維持し、個人のプライバシーを遵守します。

4. 自分のアプリを目立たせましょう。

   最新の情報や機能のすべてを盛り込んでいたとしても、カスタム アプリで特別な機能を提供しなければ、ユーザーの心は掴めません。バグをなくし、品質保証 (QA) プロセスを迅速に行うため、すべてのオペレーティング システムにインストールされている最新の機能を搭載し、他のサード パーティ製アプリと統合して、ログイン機能を常に把握しましょう。
   
   完成製品をユーザーに提供する際に必要な品質保証の時間を、モバイル チームが常に慎重に計画しているとは限りません。テストでは、肯定的なものから否定的なものまで、すべての種類のユーザー エクスペリエンスが示されるので、モバイル アプリ開発 中はテストに重点的に取り組みましょう。

5. Web アプリとモバイル アプリのどちらが最適か見極めましょう。

   モバイル アプリと Web アプリは置き換え可能であるとよく誤解されます。モバイル アプリと Web アプリのどちらを開発するかという判断は、設計から、使用する アプリ作成ソフトウェア やユーザー エクスペリエンス (UX)、開発まで、すべてに大きな影響を及ぼします。モバイル アプリは、電話とプラットフォームの仕様に制限されますが、GPS、写真、連絡先などの内部リソースにアクセスでき、速度が速く、オフラインで動作することができます。一方、Web アプリはインターネット ブラウザとして動作します。コンピュータにダウンロードしたりインストールする必要がなく、動作はモバイル デバイスの場合とほぼ変わりません。
   
   Web アプリとモバイル アプリはどちらもカスタム アプリと見なすことができるため、ユーザーに必要な機能とアプリ作成者の情報にアクセスする方法を必ず把握しましょう。

6. カスタム アプリ開発に必要な費用を検討します。

   最終目標に応じて、多くのインスタンスがアプリの費用の要素に入れられます。作成、メンテナンス、テスト、機能、両方のオペレーティング システムの最新機能への一貫した更新。これらはすべて、カスタム アプリの最終費用に含まれます。価格のポイントは各要素によって異なるので、ユーザーが必要とする内容が含まれているかを確認することが極めて重要です。
   
   これは、機能する使いやすいアプリを実現するには高額な費用をかける必要があるという意味ではありません。Microsoft Power Apps は、埋め込みダッシュボード、構築済みのテンプレート、簡易展開を利用した任意の方法でカスタム アプリを作成できる、コスト効率の高い ローコード ソリューション を提供します。