テキストの文字列として表示するよう、数値または日付/時刻値の形式を設定します。

説明

Text 関数は、次のいずれかの型の引数に基づいて、数値または日付/時刻値の書式を設定します。

  • 定義済みの日付/時刻書式。DateTimeFormat の列挙を使用して指定します。 この方法は、各ユーザーの言語と場所に日付と時刻を自動的に調整するため、推奨されます。
  • カスタム形式。数値または日付/時刻値の書式の設定方法を示すプレースホルダーで構成されたテキストの文字列です。 プレースホルダーでは、表示する桁数、グループ区切り記号の使用、および月の名前の表示方法を定義します。 PowerApps では、Microsoft Excel がサポートするプレースホルダーのサブセットをサポートします。

詳細については、日付と時刻の操作に関するページを参照してください。

定義済みの日付/時刻書式

定義済みの書式 説明
DateTimeFormat.LongDate 完全な年、月、日、曜日。 月の名前と曜日は省略されません。
DateTimeFormat.LongDateTime 完全な年、月、日、曜日、および時間 (12 時間制)、分、秒、および AM/PM の指定。 月の名前と曜日は省略されません。
DateTimeFormat.LongDateTime24 完全な年、月、日、曜日、および時間 (24 時間制)、分、秒。 月の名前と曜日は省略されません。
DateTimeFormat.LongTime 時間 (12 時間制)、分、秒、および AM/PM の指定。 ShortTime と同じです。
DateTimeFormat.LongTime24 時間 (24 時間制)、分、秒。 ShortTime24 と同じです。
DateTimeFormat.ShortDate 4 桁の年と 2 桁の月と日。
DateTimeFormat.ShortDateTime 4 桁の年と 2 桁の月と日、および時間 (12 時間制)、分、秒、AM/PM の指定。
DateTimeFormat.ShortDateTime24 4 桁の年と 2 桁の月と日、および時間 (24 時間制)、分、秒、AM/PM の指定。
DateTimeFormat.ShortTime 時間 (12 時間制)、分、秒、および AM/PM の指定。 LongTime と同じです。
DateTimeFormat.ShortTime24 時間 (24 時間制)、分、および秒。 LongTime24 と同じです。
DateTimeFormat.UTC 日付/時刻値は、現在のユーザーのタイム ゾーンに基づいて UTC に変換され、ISO 8601 標準に従って書式が設定されます。

数値のプレースホルダー

プレースホルダー 説明
0 (ゼロ) 書式の 0 の数よりも数値の桁数が少ない場合に、意味のないゼロを表示します。 たとえば、8.98.90 と表示する場合は、書式 #.00 を使用します。
# 0 (ゼロ) と同じ規則に従います。 ただし、Text では、小数点の両側で、書式の # 記号の数よりも桁数が少ない場合、余分な 0 を返しません。 たとえば、カスタム書式が #.## で、書式設定する数値が 8.9 である場合に、8.9 が表示されます。
. (ピリオド) 数値に小数点を表示します。 カスタム書式の言語に依存します。詳細については、「グローバル アプリ」を参照してください。
, (コンマ) 多くの場合に 1,000 ごとの区切りに使用される、数値のグループ区切り記号を表示します。 Text は、数値記号 (#) またはゼロで囲まれたコンマが書式に含まれている場合に、コンマでグループを区切ります。 カスタム書式の言語に依存します。詳細については、「グローバル アプリ」を参照してください。

小数点の右側の数値で桁数が書式のプレースホルダーの数よりも多い場合、数値は、プレースホルダーと同数の小数点以下の桁数に四捨五入されます。 小数点の左側で桁数がプレースホルダーの数よりも多い場合、桁数を追加して表示します。 書式で数値記号 (#) が小数点の左側だけにある場合は、1 未満の数値は小数点で始まります (例、.47)。

日付と時刻のプレースホルダー

プレースホルダー 説明
m 先頭に 0 を付けずに数値で月を表示します。
mm 適宜、先頭に 0 を付けて数値で月を表示します。
mmm 省略形で月を表示します (JanDec)。
mmmm 完全な名前で月を表示します (JanuaryDecember)。
d 先頭に 0 を付けずに数値で日を表示します。
dd 適宜、先頭に 0 を付けて数値で日を表示します。
ddd 省略形で曜日を表示します (SunSat)。
dddd 完全な名前で曜日を表示します (SundaySaturday)。
yy 年を 2 桁の数字で表示します。
yyyy 年を 4 桁の数字で表示します。
h 先頭に 0 を付けずに数値で時間を表示します。
hh 適宜、先頭に 0 を付けて数値で時間を表示します。 書式に AM または PM が含まれている場合、時間は 12 時間制に基づいて表示されます。 それ以外の場合、時間は 24 時間制に基づいて表示されます。
m 先頭に 0 を付けずに数値で分を表示します。 注: m コードまたは mm コードは、h コードまたは hh コードの直後、あるいは ss コードの直前に表示する必要があります。それ以外の場合は、Text では、分ではなく月を返します。
mm 適宜、先頭に 0 を付けて数値で分を表示します。 注: m プレースホルダーまたは mm プレースホルダーは、h プレースホルダーまたは hh プレース ホルダーの直後、あるいは ss プレース ホルダーの直前に表示する必要があります。 それ以外の場合は、Text では、分ではなく月を返します。
s 先頭に 0 を付けずに数値で秒を表示します。
ss 適宜、先頭に 0 を付けて数値で秒を表示します。
f 分数で秒を表示します。
AM/PMam/pmA/Pa/p 12 時間制に基づいて時間を表示します。 Text では "AM"、"am"、"A" または "a" は午前 0 時から正午までの時間、"PM"、"pm"、"P" または "p" は正午から午前 0 時までの時間を返します。

リテラルのプレースホルダー

次のすべての文字を書式文字列に含めることができます。 含めた文字は、Text の結果にそのまま表示されます。 この他の文字は、将来のプレースホルダー用に予約されているため、使用しないでください。

文字 説明
すべての通貨記号 ドル記号、セント記号、ユーロ記号など。
+ プラス記号
( 左かっこ
: コロン
^ アクサン シルコンフレックス (キャレット)
' アポストロフィ
{ 左中かっこ
< より小記号
= 等号
- マイナス記号
/ スラッシュ マーク
) 右かっこ
& アンパサンド
~ チルダ
} 右中かっこ
> より大記号
  空白文字

グローバル アプリ

Text 関数はグローバル対応です。 幅広い言語で、日付、時刻、通貨、および数値を正しく表示できます。 これを行うには、次の 2 つの情報が必要です。

  • カスタム書式の言語: 作成者は、カスタム書式を解釈する方法を指定する必要があります。 区切り記号文字 (.) は、言語ごとに意味が異なります。 これに対処するには、言語タグを含んでいる特殊なプレースホルダーを使用します。 さらに簡単な方法として、定義済みの日付/時刻書式という言語に依存しない方法もあります。

  • 結果の言語: ユーザーに対しては、関数の結果で使用される言語を指定する必要があります。 月と曜日の名前は、アプリのユーザーに合った言語で表示する必要があります。 これに対処するには、Text 関数に渡す 3 番目のオプションの引数を使用します。

どちらの場合も、言語タグで言語を指定します。 サポートされている言語の種類のリストを確認するには、数式バーまたは詳細ビューに 「Text( 1234, "", )」と入力し、3 番目の引数に対して提案されたロケールのリストをスクロールします。

カスタム書式の言語のプレースホルダー

カスタム書式の言語を指定するには、次を使用します。

プレースホルダー 説明
[$-LanguageTag] LanguageTagLanguage 関数から返される言語タグです。 英語の場合は [$-en] のように言語だけの形式にしたり、[$-en-GB] のようにリージョンも含めて、英国を指定することもできます。

言語のプレースホルダーは、カスタム書式の任意の位置に 1 回だけ表示できます。

数式を作成するときに、言語のプレースホルダーを指定しない場合で、かつ書式文字列がグローバルの観点からあいまいな場合は、作成ツールによって現在の言語の言語タグが自動的に挿入されます。

アプリの実行時にこのプレースホルダーが存在しない場合は、[$-en-US] が使用されるものとします。

注: 今後のバージョンでは、Excel でサポートされる類似の異なるプレースホルダーとの混同を防ぐよう、このプレースホルダーの構文は変更される可能性があります。

結果の言語タグ

Text の結果には、月、曜日、AM/PM の指定に合わせて変換された文字列だけでなく、適切なグループ区切り記号と小数点も表示されます。

既定では、 Text は、アプリを実行しているユーザーの言語を使用します。 Language 関数は、現在のユーザーの言語タグを返します。 この既定の設定を上書きするには、オプションの 3 番目の引数の言語タグを Text に渡します。

構文

Text( Number, DateTimeFormatEnum [, ResultLanguageTag ] )

  • Number - 必須。 書式設定する数値または日付/時刻値。
  • DateTimeFormat - 必須。 DateTimeFormat 列挙のメンバー。
  • ResultLanguageTag - オプション。 結果のテキストに使用する言語タグ。 既定では、現在のユーザーの言語が使用されます。

Text( Number, CustomFormat [, ResultLanguageTag ] )

  • Number - 必須。 書式設定する数値または日付/時刻値。
  • CustomFormat - 必須。 二重引用符で囲まれた 1 つ以上のプレース ホルダー。
  • ResultLanguageTag - オプション。 結果のテキストに使用する言語タグ。 既定では、現在のユーザーの言語が使用されます。

これらの式を実行しているユーザーは米国内のユーザーで、言語として英語を選択しています。 Language 関数は、"en-US" を返します。

Number

数式 説明 結果
Text( 1234.59, "####.#" ) 数値を小数点以下 1 桁で書式設定します。 "1234.6"
Text( 8.9, "#.000" ) 必要な場合は、数値の小数部分の末尾を 0 で埋めます。 "8.900"
Text( 0.631, "0.#" ) 必要な場合は、数値の整数部分の先頭を 0 で埋めます。 "0.6"
Text( 12, "#.0#" )
Text( 1234.568, "#.0#" )
数値の小数部分の 1 桁目を 0 で埋め、小数点以下 2 桁目が指定されている場合は、小数点以下 2 桁目も含めます。 "12.0"
"1234.57"
Text( 12000, "$ #,###" )
Text( 1200000, "$ #,###" )
1,000 の区切り記号を 3 桁ごとに配置し、通貨記号を含めます。 "$ 12,000"
"$ 1,200,000"

日付/時刻

  • 2015 年 11 月 23 日 月曜日 午後 2 時 37 分 47 秒
  • 米国太平洋標準時タイム ゾーン (UTC-8)
数式 説明 結果
Text( Now(), DateTimeFormat.LongDate ) 現在のユーザーの言語とロケールで、長い形式の日付の文字列として書式設定します。 "2015 年 11 月 23 日 月曜日"
Text( Now(), DateTimeFormat.LongDateTime ) 現在のユーザーの言語とロケールで、12 時間制を使用して、長い形式の日付と時刻の文字列として書式設定します。 "2015 年 11 月 23 日 月曜日 午後 2 時 37 分 47 秒"
Text( Now(), DateTimeFormat.LongTime24 ) 24 時間制を使用して、長い形式の時刻の文字列として書式設定します。 "14:37:47"
Text( Now(), DateTimeFormat.ShortDate ) 現在のユーザーの言語とロケールで、短い形式の日付の文字列として書式設定します。 "2015/11/23"
Text( Now(), "d-mmm-yy" ) 次のプレースホルダー文字を使用して、書式設定します。
  • d: 月の 1 桁または 2 桁の日
  • -: 結果にコピーされるリテラル文字
  • mmm: 月を表す 3 文字の省略形
  • -: 結果にコピーされる追加のリテラル文字
  • yy: 年を表す 2 桁の省略形
"23-Nov-15"

グローバル アプリ

数式 説明 結果
Text( 1234567.89, "[$-en-US]$ #,###" ) , を 3 文字ごとに配置するグループ区切り記号として、また $ を通貨記号として解釈します。 小数点以下を表示しない場合は、値は次に大きい整数値に切り上げられます。 [$-en-US] は既定の設定であるため、この場合はオプションとなります。 "$ 1,234,568"
Text( 1234567.89, "[$-es-ES]€ #,###" ) , を小数点として、また を通貨記号として解釈します。 [$-fr-FR] では、書式設定文字列の解釈方法のみ判断するため、結果には既定の "en-US" 言語タグの文字が使用されます。つまり、. (ピリオド) を小数点に、$ を通貨記号に使用します。 "$ 1234567.89"
Text( 1234567.89, "[$-es-ES]€ #,###", "es-ES" ) , を小数点として解釈します。 結果の言語タグが "fr-FR" に設定された場合は、, (コンマ) は小数点として、 は通貨記号として使用されます。 "€ 1234567,89"
Text( Date(2016,1,31), "dddd mmmm d" ) 現在のユーザーの言語で、曜日、月、および日を返します。 言語に依存するプレース ホルダーはないため、書式テキストの言語タグは必要ありません。 "1 月 31 日 土曜日"
Text( Date(2016,1,31), "dddd mmmm d", "es-ES" ) "es-ES" 言語で、曜日、月、および日を返します。 "domingo enero 31"