これらの演算子の一部は、作成者の言語に依存します。 詳細については、グローバル アプリに関する記事を参照してください。

記号 種類 構文 説明
. プロパティ セレクター Slider1.Value
Color.Red
Acceleration.X
テーブル、コントロール、シグナルまたは列挙からプロパティを抽出します。 旧バージョンとの互換性を保つために、! を使用することもできます。
.
[または , (言語による)]
小数点 1.23
[または 1,23 (言語による)]
数値の整数部分と小数部分の区切り記号。 この文字は言語に依存します。
( ) かっこ Filter(T, A < 10)

(1 + 2) * 3
優先順位を変更し、式の中の副次式をグループ化します。
+ 算術演算子 1 + 2 加算
-   2 - 1 減算および符号
***   2 * 3 乗算
/   2 / 3 除算 ( Mod 関数も参照してください)
^   2 ^ 3 累乗。Power 関数に相当します
%   20% 百分率 ("* 1/100" に相当します)
= 比較演算子 Price = 100 等しい
>   Price > 100
>=   Price >= 100 以上
<   Price < 100 未満
<=   Price <= 100 以下
<>   Price <> 100 等しくない
& 文字列連結演算子 "hello" & " " & "world" 複数の文字列を続けて表示します
&& 論理演算子 Price < 100 && Slider1.Value = 20 論理積。And 関数に相当します
||   Price < 100 || Slider1.Value = 20 論理和。Or 関数に相当します
!   !(Price < 100) 論理否定。Not 関数に相当します
exactin メンバーシップ演算子 Gallery1.Selected exactin SavedItems コレクションまたはテーブルに属しています
exactin   "Windows" exactin “To display windows in the Windows operating system...” 部分文字列をテストします (大文字小文字を区別します)
in   Gallery1.Selected in SavedItems コレクションまたはテーブルに属しています
in   "The" in "The keyboard and the monitor..." 部分文字列をテストします (大文字小文字を区別しません)
@ 曖昧性除去演算子 MyTable[@fieldname] フィールドの曖昧性を除去します
@   [@MyVariable] グローバルの曖昧性を除去します
,
[または ; (言語による)]
リストの区切り記号 If( X < 10, "Low", "Good" )
{ X: 12, Y: 32 }
[ 1, 2, 3 ]
[または If( X < 10; "Low"; "Good" )
{ FirstName: "Jane"; LastName: "Doe" }
[ 1; 2; 3 ]
]
以下の要素を区切ります。 . この文字は言語に依存します。
;
[または ;; (言語による)]
数式のチェーン Collect(T, A); Navigate(S1, "")
[または Collect(T; A);; Navigate(S1; "")]
関数の呼び出しの動作プロパティを区切ります。 このチェーン演算子は言語に依存します。
Parent Parent 演算子 Parent.Fill コントロール コンテナーのプロパティにアクセスします
ThisItem ThisItem 演算子 ThisItem.FirstName ギャラリーまたはフォーム コントロールのフィールドにアクセスします

in 演算子と exactin 演算子

in 演算子と exactin 演算子を使用して、コレクションやインポートされたテーブルなどのデータ ソース内の文字列を検索できます。 in 演算子は、大文字小文字を無視して一致する文字列を識別し、exactin 演算子は、大文字小文字が一致する文字列のみを識別します。 次に例を示します。

  1. Inventory という名前のコレクションを作成するかインポートし、「Show images and text in a gallery」 (イメージとテキストをギャラリーに表示する) の最初の手順に従って、ギャラリーに表示します。

  2. ギャラリーの Items プロパティを次の数式に設定します。
    Filter(Inventory, "E" in ProductName)

    ギャラリーには、指定した文字が名前に含まれていない唯一の製品である Callisto を除くすべての製品が表示されます。

  3. ギャラリーの Items プロパティを次の数式に変更します。
    Filter(Inventory, "E" exactin ProductName)

    ギャラリーには、指定した大文字が名前に含まれている唯一の製品である Europa のみが表示されます。

ThisItem 演算子

ギャラリー編集フォーム、または表示フォーム コントロールをテーブルまたはコレクションにバインドすることによって、テーブルまたはコレクションのデータを表示することができます。 これらのコントロールは、他のカードまたはコントロールのコンテナーです。 コンテナー内のカードまたはコントロールは、ThisItem 演算子を通して、バインドされているデータにアクセスできます。

ThisItem 演算子を使用して、外側のカードまたはコントロール内のを指定します。 たとえば、「Show images and text in a gallery」 (イメージとテキストをギャラリーに表示する) の製品ギャラリーでは、この演算子は、製品のデザインを表示するイメージ コントロール、製品名を表示する上のラベル、および在庫数を示す下のラベルを指定しています。

入れ子になっているギャラリーでは、ThisItem は、最も内側のギャラリー アイテムを参照します。 内側と外側のギャラリーの行フィールドが競合していないことを前提として、修飾されていないフィールド (列) 名を直接使用することもできます。 この方法によって、内側のギャラリーが外側のギャラリーのアイテムを参照するというルールが有効になります。

Parent 演算子

一部のコントロールは、その他のコントロールをホストします。 たとえば、画面ギャラリーカード編集フォームおよび表示フォームコントロールは、すべてがコントロールのコンテナーです。 ホストしているコントロールは、その中に含まれているコントロールの "親" と呼ばれます。

PowerApps のコントロールは、アプリ内のどこからでも、名前で参照することができます。 Screen1 がアプリの画面名であるとします。 この画面の背景色を取得するには、Screen1.Fill を使用できます。

この画面上のコントロールには、別のオプションがあります。 それらは、相対参照である Parent.Fill を使用することができます。 Parent 演算子は、コントロールをホストしているコントロールを参照して、ホストしているコントロールのすべてのプロパティを使用できるようにします。 Parent コントロールはコントロールの名前に依存しないため、便利に使用できます。 コンテナー コントロールは、コンテナー内の参照の調整なしで、コピーして貼り付けることができます。 さらに、この演算子は、数式を読み取るときに、コントロールの親子関係を理解しやすくします。

曖昧性除去演算子

一部の関数では、各レコードの処理中に、テーブルのフィールドにアクセスするためのレコード スコープを作成します (FilterAddColumnsSum など)。 レコード スコープによって追加されたフィールド名は、アプリの別の場所にある同じ名前に優先します。 これが発生した場合でも、@ 曖昧性除去演算子を使用して、レコード スコープの外部の値にアクセスできます。

  • 入れ子になったレコード スコープの値にアクセスするには、@ 演算子と操作対象のテーブルの名前を テーブル[@フィールド名] のパターンで使用します。
  • データ ソース、コレクション、コンテキスト変数などのグローバル値にアクセスするには、[@オブジェクト名] のパターンを使用します (テーブルは指定しません)。

詳細と例については、「record scopes」 (レコード スコープ)を参照してください。