独自のビジネス ニーズに対応するアプリを構築することはすばらしいのですが、PowerApps の真価は構築したアプリを他のユーザーと共有できることで発揮されます。 このトピックでは、特定のユーザーまたはセキュリティ グループとの間でアプリを共有する方法のほか、組織全体でアプリを共有する方法について説明します。

アプリの共有画面を開く

アプリを共有するには、powerapps.com を開く必要があります。 PowerApps Studio または PowerApps Mobile でアプリを共有することはできなくなりました。

PowerApps Studio から

  • 方法 1 - [ファイル] メニューの [共有] をクリックまたはタップします。

    ファイルと共有

  • 方法 2 - [ファイル] メニューの [開く] をクリックまたはタップし、アプリの共有アイコンをクリックまたはタップします。

    省略記号と共有

powerapps.com から

  • 左側のナビゲーション バーで [アプリ] をクリックまたはタップし、省略記号 (...) をクリックまたはタップして、[共有] をクリックまたはタップします。

    ポータル上の省略記号

アプリを共有する

ここからは、以下の手順に従ってアプリを共有することができます。

  1. Azure Active Directory 内の 1 人以上のユーザーまたは 1 つ以上のセキュリティ グループの名前を指定します。または、組織全体でアプリを共有することを指定します。 [ユーザー] アクセス許可で共有できるのは、組織全体に対して共有するときだけです。

    powerapps.com でのユーザーの指定

  2. アクセス許可のレベルを指定します。

    • [ユーザー]: ユーザーまたはグループはアプリを実行できますが、共有することはできません。
    • [共同作成者]: ユーザーまたはグループはアプリを実行したりカスタマイズしたりできるほか、カスタマイズしたバージョンをさらに他のユーザーに対して共有することができます。

      アプリの共有ポータル

  3. [Save] (保存) をクリックまたはタップします。

ユーザーまたはグループのアクセス許可を変更するには、この手順の手順 1. を繰り返し、該当するユーザーまたはグループについて、アクセス許可の一覧にある他のオプションを指定します。 ユーザーまたはグループのすべてのアクセス許可を削除するには、該当するユーザーまたはグループについて、[x] アイコンをクリックするかタップします。

電子メール通知を送信する

アプリを共有するときに、電子メールでユーザーまたはセキュリティ グループに通知するかどうかを選択できます。 このオプションを選択した場合、ユーザーまたはセキュリティ グループに電子メールが送信されます。 電子メールに記載されているリンクから、アプリにアクセスすることができます。 必要に応じて、ユーザーは PowerApps にサインアップしてインストールするように求められます。

アプリを共有するときに指定したアクセス許可に応じて、送信される電子メール テンプレートが異なることに注意してください。 [ユーザー] アクセス許可でアプリを共有した場合、電子メールには、アプリを実行するためのリンクが記載されています。 [共同作成者] アクセス許可でアプリを共有した場合、電子メールには、PowerApps Studio でアプリを編集したり、アプリを実行したりするためのリンクが記載されています。

共有したアプリがユーザーにはどのように見えるか

アプリが共有相手のユーザーまたはセキュリティ グループにどのように表示されるかは、そのアプリを共有するときに指定したアクセス許可によって異なります。

[ユーザー] アクセス許可でアプリを共有した場合

アプリの共有相手に電子メール通知が送信されるのは、アプリの共有画面でそのチェック ボックスをオンにした場合です。 電子メールに記載されているリンクをクリックまたはタップすると、Dynamics 365 でアプリを実行することができます。 まもなくユニバーサル リンクがサポートされる予定です。つまり、PowerApps Studio または PowerApps Mobile がインストールされている場合は、PowerApps Studio または PowerApps Mobile でアプリが開きます。

アプリは、Dynamics 365 の AppSource から探すこともできます (電子メールを送信しなかった場合など)。 ユーザーが AppSource からアプリを入手できるようにする方法の詳細については、こちらを参照してください。

[共同作成者] アクセス許可でアプリを共有した場合

アプリの共有相手に電子メール通知が送信されるのは、アプリの共有画面でそのチェック ボックスをオンにした場合です。 電子メールに記載されているリンクをクリックまたはタップすると、アプリが直接開いて、Web 用の PowerApps Studio で編集できるようになります。 アプリを Dynamics 365 で実行するためのリンクもあります。 まもなくユニバーサル リンクがサポートされる予定です。つまり、PowerApps Studio または PowerApps Mobile がインストールされている場合は、PowerApps Studio または PowerApps Mobile でアプリが開きます。

アプリは、powerapps.com から探すこともできます (電子メール通知を送信しなかった場合など)。 アプリの作成者は、このサイトを起点として、自分が作成したアプリや [共同作成者] アクセス許可で自分に共有されているアプリを参照することができます。 一方、Dynamics 365 は、PowerApps のアプリやその他のビジネス アプリをユーザーがすばやく実行できるのが特徴です。

その他の注意点

  • アプリを共有するには、そのアプリをローカルではなく、クラウドに保存する必要があります。

  • アプリを共有する前に、共有相手となるユーザーとセキュリティ グループと、それぞれの役割 (ユーザーまたは共同作成者) をよく検討してください。 グループでアプリを共有すると、このグループの既存のメンバーとグループに参加するユーザーは、指定のアクセス許可を付与されます。 アクセス権を持つ他のグループのメンバーであるか、アクセス許可が明示的に指定されている場合を除き、グループから離脱したメンバーはこれらのアクセス許可を失います。

  • グループのすべてのメンバーは、特定のアプリに関して、グループ全体と同じアクセス許可を持ちます。 ただし、そのグループの 1 人以上のメンバーに対してより多くのアクセス許可を指定することで、メンバーのアクセス許可を増やすことができます。 たとえば、セキュリティ グループ A に対して、[ユーザー] アクセス許可でアプリを共有したとします。 この場合、セキュリティ グループ A のすべてのメンバーがそのアプリを実行できます。 ここで、セキュリティ グループ A のメンバーであるユーザー B に対し、[共同作成者] アクセス許可でアプリを共有します。 ユーザー B はアプリを編集できるようになりますが、ユーザー B を除くセキュリティ グループ A のメンバーは、アプリを使用することしかできません。 1 人または複数のグループ メンバーに対して指定したアクセス許可を減らしても、そのグループ メンバーは依然としてグループ全体に付与されたすべてのアクセス許可を持ちます。

  • アプリは組織全体に対して共有することもできますが、そのアプリへのアクセスを全員に許可する必要性があるのかどうかを十分検討してください。

  • 共有アプリに加えたあらゆる変更は、変更を保存するとすぐに、それを共有している他のユーザーに伝えられることに注意してください。 これはアプリを改善した場合は素晴らしいのですが、機能を削除したり大幅に変更したりした場合は他のユーザーに影響を与える可能性もあります。

  • アプリを共有する前に、アプリにわかりやすい名前と説明を付けると、他のユーザーはアプリの目的がわかるため、リストから簡単に選択できるようになります。 PowerApps Studio の [ファイル] メニューで [アプリ設定] をクリックまたはタップし、説明を入力します。

アプリの説明

アプリの共有とアプリで使用するリソース

ほとんどのアプリでは、少なくとも次の種類のリソースのいずれかが利用されています。

  • データ ソースへの接続
  • オンプレミス データ ゲートウェイ
  • カスタム コネクタ
  • Excel ブックまたはその他のサービス
  • フロー

ユーザーと共同作成者は、アプリで使用されるすべてのデータ接続とゲートウェイへのアクセス許可が必要になります。 一部のアクセス許可は暗黙的にアプリに付いていますが、それ以外のアクセス許可は明示的に付与する必要があります。 詳しくは、「Share app resources (アプリ リソースの共有)」をご覧ください。

Common Data Service を使用するアプリを共有する際は、Common Data Service に対する実行時のアクセス許可を別途共有する必要があることを示すメッセージが情報バーに表示されます。 そのためのアクセス許可がない場合は、ご利用の環境の管理者に問い合わせてください。 Common Data Service のセキュリティの詳細については、こちらを参照してください。

共有するときのアプリのリソース

サポートされていないこと

  • セキュリティ グループに対して共有することはできますが、配布グループに対して共有することはできません。
  • 同じ組織内のユーザーに対してアプリを共有することはできますが、別のテナント内のユーザーに対して共有することはできません。
  • アプリを powerapps.com から共有することはできますが、PowerApps Studio から共有することはできません (powerapps.com を開くには、PowerApps Studio の共有アイコンをクリックまたはタップします)。
  • アプリを再度共有するには、そのアプリに対する ("ユーザー" アクセス許可ではなく) "共同作成者" アクセス許可が必要です。