注: この記事は、SharePoint Online で PowerApps、Microsoft Flow、Power BI を使用するチュートリアル シリーズの一部です。 シリーズ全般に関することや、関連するファイルのダウンロードの詳細については、シリーズの概要に関する記事をご覧ください。

SharePoint には共有やコラボレーションの機能が多数ありますが、このシナリオでは SharePoint リストの機能に焦点を当てて説明します。 リストとは、チーム メンバーやその他のサイト ユーザーと共有できる単なるデータのコレクションです。 ここではこのシナリオに使用するリストについて説明しますので、ご使用の SharePoint Online サイトでリストを作成できるようになります。

手順 1: リストについて理解する

1 つ目のリストは、Project Requests です。このリストを使用して、プロジェクト申請者が申請を追加します。 その後、プロジェクト承認者が申請を確認し、承認または却下します。

リストの列 データ型 備考
Title 1 行テキスト 既定の列です。プロジェクト名に使用します
Description 1 行テキスト
ProjectType 1 行テキスト 値: 新規ハードウェア、アップグレードしたハードウェア、新規ソフトウェア、アップグレードしたソフトウェア
RequestDate Date
Requestor 1 行テキスト
EstimatedDays Number 申請者の見積とプロジェクト管理者の見積を、実際の値と比較できます
Approved 1 行テキスト 値: 保留中、はい、いいえ

注: この他に [ID] 列も使用します。この列は SharePoint によって生成されますが、既定では非表示になっています。 ここでは簡単にするために基本的なデータ型を使用していますが、[Requestor] 列の [ユーザーまたはグループ] のように、実際のアプリでは複雑な型を使用する場合があります。 PowerApps がサポートするデータ型について詳しくは、「Microsoft PowerApps から SharePoint に接続する」をご覧ください。

2 つ目のリストは、Project Details です。承認されたすべてのプロジェクトに関する詳細 (割り当てられたプロジェクト管理者など) を追跡します。

リストの列 データ型 備考
Title 1 行テキスト 既定の列です。プロジェクト名に使用します
RequestID Number Project Requests リストの [ID] 列の値と一致します
ApprovedDate Date
Status 1 行テキスト 値: 未着手、進行中、完了
ProjectedStartDate Date プロジェクト管理者の見積によるプロジェクト開始予定日
ProjectedEndDate Date プロジェクト管理者の見積によるプロジェクト終了予定日
ProjectedDays Number 作業日。通常は計算されますが、このシナリオでは計算しません
ActualDays Number 完了したプロジェクトに使用します
PMAssigned 1 行テキスト プロジェクト管理者

手順 2: リストを作成してレビューする

シナリオを続けるには、前述の 2 つの SharePoint リストを作成し、これらのリストにサンプル データを入力する必要があります。 実際にリストを作成し、サンプル データをリストに貼り付けながら、この方法について説明します。 ダウンロード パッケージから Excel ファイルを取得していることを確認してください。

注: この手順では Internet Explorer を使用します。

リストを作成する

  1. Internet Explorer でお使いの SharePoint サイトを開き、[新規][リスト] の順にクリックまたはタップします。

    新しい SharePoint リストを作成する

  2. 「Project Requests」という名前を入力し、[作成] をクリックまたはタップします。

    新しいリストの名前を指定する

    既定の [Title] フィールドが表示された状態で Project Requests リストが作成されました。

    Project Requests リスト

リストに列を追加する

  1. 新しいアイテムのアイコン[1 行テキスト] の順にクリックまたはタップします。

    [1 行テキスト] フィールドの追加

  2. 「Description」という名前を入力し、[作成] をクリックまたはタップします。

    [Description] 列の作成

  3. リストの他の列についても、手順 1 と手順 2 を繰り返します。

    1. [1 行テキスト] > "ProjectType"
    2. [日付] > "RequestDate"
    3. [1 行テキスト] > "Requestor"
    4. [数値] > "EstimatedDays"
    5. [1 行テキスト] > "Approved"

データをリストにコピーする

  1. [クイック編集] をクリックまたはタップします。

    リストの [クイック編集]

  2. グリッド内のセルを選択します。

    すべての列が表示されたリスト

  3. project-requests.xlsx ワークブックを開き、見出しを除くすべてのデータを選択します。

    Project Requests の Excel 表

  4. データをコピーし、SharePoint のグリッドに貼り付けて、[完了] をクリックまたはタップします。

    データが入力された完成リスト

  5. "Project Details" リストでも、project-details.xlsx ワークブックを使用して、リストの作成とコピーのプロセスを繰り返します。 列の名前とデータ型については、「手順 1: リストについて理解する」の Project Details テーブルをご覧ください。

手順 3: サンプルへの接続を更新する - 省略可能

このチュートリアル シリーズの冒頭でお伝えしたように、ダウンロード パッケージには 2 つのサンプル アプリと 1 つのレポートが含まれています。 これらのサンプルを使用しなくてもこのシナリオは完了できますが、サンプルを使用する場合は、SharePoint リストへの接続を更新する必要があります。 接続を更新すると、Microsoft のリストではなく、 お客様 のリストがデータ ソースとして使用されます。

サンプル アプリの接続を更新する

  1. PowerApps Studio で project-management-app.msapp を開きます。

  2. [許可] をクリックまたはタップします。これにより、PowerApps で SharePoint を使用できるようになります。

  3. リボンの [ビュー] タブで、[データ ソース] をクリックまたはタップします。

    PowerApps の [データ ソース]

  4. 右側のウィンドウで、Project Details の隣の省略記号 (. . .) をクリックまたはタップし、[削除] をクリックまたはタップします。

    Project Details のデータ ソースの削除

  5. 右側のウィンドウで、[データ ソースの追加] をクリックまたはタップします。

    データ ソースの追加

  6. [新しい接続] をクリックまたはタップします。

    新しい接続

  7. [SharePoint][接続] の順にクリックまたはタップします。

    SharePoint 接続

  8. 作成したリストが含まれる SharePoint Online サイトの URL を入力し、[移動] をクリックまたはタップします。

    SharePoint の URL

  9. Project Details リストを選択し、[接続] をクリックまたはタップします。

    Project Details リスト

    右側のウィンドウにある [データ ソース] タブに、作成した接続が表示されます。

    [データ ソース]

  10. 右側のウィンドウで、Project Details の隣の省略記号 (. . .) をクリックまたはタップし、[更新] をクリックまたはタップします。

    Project Details のデータ ソースの更新

  11. 右上隅の アプリの実行アイコン をクリックしてアプリを実行し、接続が正常に動作することを確認します。アプリの実行アイコン

  12. project-requests-app.msapp でも Project Requests リストを使用して、このセクションの手順を繰り返します。

サンプル レポートの接続を更新する

  1. Power BI Desktop で project-analysis.pbix を開きます。

  2. リボンの [ホーム] タブで、[クエリを編集][データ ソース設定] の順にクリックまたはタップします。

    [クエリを編集]

  3. [ソースの変更] をクリックまたはタップします。

    [データ ソース設定]

  4. お使いの SharePoint Online サイトの URL を入力し、[OK] をクリックまたはタップします。

    SharePoint リストの URL

  5. Power BI Desktop のリボンの下にバナーが表示されます。このバナーで変更を適用して新しいソースからデータを取り込むことができます。 [変更の適用] をクリックまたはタップします。

    クエリの変更を適用

  6. 組織アカウント (SharePoint Online にアクセスするときに使用するアカウント) でサインインし、[接続] をクリックまたはタップします。

    SharePoint Online に接続

次の手順

このチュートリアル シリーズの次の手順では、プロジェクト依頼を処理するアプリを生成します。